「探偵はBarにいる」
早くも続編の製作が決定したそうですが。ご当地映画なだけに私が行った日は結構混んでました。
私も地元民として思いついたこと、気がついたことなど書いてみようと思います。
■札幌の風景
もちろんロケで使われた風景の数々には見覚えがあります。
《殺人現場》
旧五番館西武のあった場所の、仲通です。
あの赤レンガ、すでに懐かしく感じます。
五番館は北海道で長く親しまれたデパートでした。
《南弁護士の事務所のあるガラス張りビル》
旧たくぎん本店・今はBISSEという建物です。
札幌の、まさに一等地。
オフィスも入居してますが、食べ物やさんがいろいろあって新名所です。
《中央警察署》
本物ですね。撮影許可とったんですね。
BISSEも警察署もいつ撮影したのか、見たかったなあ。
と思います。
《北海道大学》
外見は農学部。
内部は一部理学部ではないでしょうか。
《喫茶店》
探偵と高田さんがマージャンゲームをする喫茶店は、電車通りにあります。
よく見るんだけど、ずいぶん古くていつからあるんだろうと思ってました。
《地下駐車場入り口〜地下歩行空間》
あの「加藤」だっけ、高嶋弟がやられるあたりで出てきました。
映画のように人がいないと地下歩行空間はむしろ実在感がないですね。
実際は今、人の往来がいっぱいです。
地下駐車場と地下通路(北一条)ができたときは無駄だとか言われ、地下通路も通る人が居なくてずっと閑散としていました。
ところが札幌駅〜大通りまでの地下歩行空間ができて地下通路(北一条)と接続したとたんに、通る人が激増。
以前の様子とは大違い…
《動物園》
円山動物園が出てきました。
冬は動物寒そうですね。
日本全国に名をとどろかせた旭山動物園、が北海道の動物園としては有名ですが札幌の円山動物園もがんばっています。
ここまでは、すすきのではありません。
■すすきのの風景
探偵がよく走っている場所、すすきのの路地、は実は場所がわかりません。
奥深いところまで行かないので…
でも、多少私でもわかる場所もあります。
*札幌では現在、映画公認のすすきの・スタンプラリーが展開されています。
《観覧車》
あの小ぶりな観覧車。
「ノルベサ」といいます。→乗るべさ、なのかね。
(いまどき語尾に「べさ」をつける人も多くは無い気がします)
乗ったことありますよ。そのときは空いてました。
札幌の街並みを望めて、結構楽しいです。
ぎりぎりここはすすきの、かなあ。
《駅前通》
札幌駅からまっすぐ南に向かってある通り。
すすきのも、駅前通ならば、道も広いしなんとなく安心して通れます。
呼び込みはいっぱいいるけどね!
《KELLER OHATA》
探偵が通う仮想のバーのマスターを演じた役者さんは、すすきので一夜干しメインのお店をやってらっしゃるそうです。
役作りのため札幌の有名バーでカクテルを習い、有名バーテンダーの立ち居振る舞いを学んだそうです。
(2011年10月3日の北海道新聞・朝刊に紹介が出ていました。)
《キャバクラ》
すすきのでは東京のそれとは別物、かなり○○だということです。
探偵さんがたしなんでいらした場所がそう。
■その他のこと
《きしゃ》
北海道の人は、JRの事いまでも「きしゃ」と呼ぶことありますね…
ちなみに普通「電車」と言えば札幌の市電である事が多いと思います。
映画では実際に小樽〜札幌間に走っている車両が映っていました。
よく一両しか無いのに乗ってるんでしょと東京の人にいわれた事ありますか、今度言われたらこの映画を見てと言おうかな。
《方言、なまり》
いつも北海道が舞台の映画とかドラマで困るのは、地元民でも首をかしげるような極端な方言・なまりを登場人物がしゃべるということ。
でも、今回の映画のせりふは自然な札幌の方言で、よかったです。
《ヤマ(炭鉱のこと)》
もちろん「夕張」炭鉱です。
《たくぎん》
以前、北海道には「たくぎん」という都市銀行がありました。
たくぎんの破綻により多くの企業、人が影響を受けました。
《ロシア人》
小樽あたりだとロシア人がよく買い物しています。
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